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「京都大学」 のテレビ露出情報

『戦艦大和ノ最期』の吉田満さんの1周忌を兼ねた偲ぶ会が開かれ、アメリカでの本の出版計画が伝えられた。大和乗組委員だった吉田満さんは重油の海から生還し、目撃した悲劇を現代に伝える語り部の役割を果たした。戦艦大和の原稿を吉田さんはほとんど1日で書き上げたという。海底に散った無数の仲間の助けがあったからだと吉田さんは後に語っている。しかし、GHQはこの作品の公開を禁止、日本が独立するまで7年間この叙事詩ははしり書きのまま眠っていた。吉田満さんが終戦を迎えた高知県須崎を息子の望さんは訪ねた。海軍上等兵曹で当時吉田さんの部下だった伊藤さんらも一緒。大和での吉田さんの最後の任務はここにレーダーを据えて魚雷の発信基地に情報を与えることだったが、未完成のまま終戦を迎えた。
終戦後、吉田満さんは日本銀行に勤めた。日銀での先輩である外山さんは、「戦中の生き残りであることに負い目を感じていたのでは。戦後の日本の再建について、願っていたことをやらなければという問題意識を常に持っていた」と吉田さんについて語った。
住吉弘人さんは東京高校・東大の同級生で吉田さんの親友だった。住吉さんは吉田さんの追悼録への寄稿を書いた。吉田さんは自分の体験の意味を知るために筆を執った。それは同時に戦友の死の意味を探ることでもあった。しかし、『戦艦大和ノ最期』から吉田さんは長い沈黙を守り、日本銀行の行員として経済復興のために働いた。再び筆を執るのは昭和40年代終わり、高度経済成長の結果に失望して改めて戦没学徒兵たちの求めたものに思いをはせるようになってからだった。吉田さんは『散華の世代』で海軍中尉・久保恵男さんの遺筆の一節を紹介した。
京都大学で西洋史を専攻し学徒出陣した林尹夫さんが偵察機のパイロットとして散華。林さんの遺した手記を吉田さんは愛読し、「我らの世代の最高の知性」と書いてその戦死を悼んだ。吉田さんは手記を書く学徒兵の心境について、「残された道は目を現実から未来に向けることしかない。期待から生まれる願望、懇願を書き残しておくしかない」と書いている。
大阪・堺には人間魚雷 回天に登場して散った久家稔さんの生家がある。出撃を前に久家さんは幼い弟と妹に手紙を書き、自分の代わりに夢を持って生きてほしいと願った。吉田さんにとって、自分が戦後に生き残っていることの意味を考えることは、若くして散った人々の死の意味を考えることだった。彼らの遺した手記や手紙を丹念に読み、彼らの夢であった生活や理想を伝えることが吉田さんの仕事になっていった。宅島徳光少尉の遺稿の主題は恋人との決別の予告。この手紙の3ヶ月後に二人の愛の終結を宣言するが、愛を断ち切ろうと勤めているが恋人に対する痛切な思慕の情がみられる。
「戦うなら美しい京都のために戦う」と書き遺した林尹夫さん。大阪が大空襲で炎上した晩、長い空中戦ののちに散った。吉田さんは戦艦大和に一緒に乗っていた臼淵磐大尉の「負けて目覚めることが最上の道。日本は進歩ということを軽んじすぎた」という言葉も伝えている。
吉田さんが大和乗組員の中で最も異色で悲劇的な存在として描いた士官の遺族がロサンゼルス郊外に住んでいる。戦争中、この一家を見舞った悲運に深い同情を寄せた吉田さんは後に祖国と敵国の間を書き、国籍と忠誠心との周辺にある数々の冷酷な問題点を描いた。吉田さんの心情には今日の日本の問題が描かれている。徳之島には戦艦大和の慰霊塔が建っている。吉田望さんは父の親友であった山本七平さんとこの地を訪れた。地獄の海から生還した語り部の生涯は散華の世代の代弁者として戦後の日本に問いかけ続ける十字架を負うにも似た日々だった。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年11月25日放送 22:00 - 23:00 日本テレビ
月曜から夜ふかし月曜から夜ふかし
大阪は2025年4月に大阪・関西万博が開発されるなど熱い。また様々な街の再開発ラッシュ。大阪の各地で個人的ニュースを聞いてみた。大阪の中心地の梅田では9月にオープンしたグラングリーン大阪は大阪駅に直結した公共施設や公園が出来、オープンから3日で50万人が殺到した。またタワマンも建設されその最上階の部屋の値段は25億円。そんな梅田で個人的ニュースを聞いた。3人[…続きを読む]

2024年11月25日放送 19:00 - 21:54 テレビ朝日
クイズプレゼンバラエティーQさま!!東大生・京大生が選ぶ!この秋行きたい!全国の博物館 美術館ベスト10
日本全国には約5700館の博物館・美術館あり、東大生と京大生にこの秋オススメの博物館、美術館をアンケートを実施したなど放送内容を伝えた。

2024年11月24日放送 12:00 - 12:10 NHK総合
ニュース(ニュース)
きょうのNHK「日曜討論」で選挙に対するSNSの影響や課題を巡って5人の有識者が意見を交わした。AIエンジニア・起業家・安野貴博さん「SNSの影響力は明らかに強くなっている。SNS上でさまざまな意見が紛糾するのは一面で見れば混乱だが、民主主義の重要なプロセスかもしれない。テクノロジーを使うことで、今までより民意と政治の距離を近くできるのでは。デジタルで民主主[…続きを読む]

2024年11月24日放送 9:00 - 10:00 NHK総合
日曜討論(日曜討論)
今年行われた選挙ではSNSを通じた支持の広がりに度々注目が集まった。7月の東京都知事選挙でSNSを積極的に活用し支持を伸ばしたのは石丸伸二氏。YouTubeのチャンネル登録者数は選挙期間中に倍増、得票数は2位となった。先月の衆議院選挙で議席を4倍に増やした国民民主党。兵庫県知事選挙での期日前投票の投票先では終盤になり対立候補の稲村和美氏を斎藤元彦氏が逆転、斎[…続きを読む]

2024年11月20日放送 6:30 - 7:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
高知と徳島の県立美術館では所蔵する絵画について、30年以上にわたって贋作を描き続けた画家のヴォルフガングベルトラッキ氏が自分が描いたものだと証言し「贋作」の可能性が指摘されいずれも調査が進められている。このうち高知園立美術館ではハインリヒカンペンドングの「少女と白鳥」とされる絵画について、京都大学の専門家らによって科学調査が行われた。科学調査ではX戦でベルト[…続きを読む]

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