190超の国と地域が参加する今回のCOP。温室効果ガス削減に向けた検討が進められている。一方で身近な生活で排出を減らすために、京都市役所では製造過程で排出する二酸化炭素を従来比でどれほど削減したかを数字で紹介している。ふとんメーカーの社長は、海外では日本以上に環境意識が高い国もあり、若い世代の人たちは環境意識が高いので、中長期を見据えた上で環境に対する配慮が大きな武器になると考えている。さらに国立環境研究所が開発したアプリでは、自分が排出している二酸化炭素の量が表示される。ある男性は、日本人1人当りの排出量は年間で平均7000キロだったが、その2倍以上になった。環境に負荷をかけていることに気づき、できるところはやっていくと思ったという。アプリ開発者は、脱炭素社会は消費者が取り組むこと、生産者が取り組んでいくことで、車の両輪のようにピッタリあってこそ進むものだとし、ぜひ自分ごとにしてほしいなどと述べた。一方で、今後こうした取り組みが広がる中では見せかけの環境配慮に注意も必要だと指摘。