将棋八大タイトルの1つ、王将戦の七番勝負第1局は藤井聡太七冠が勝利し、今年初めてのタイトル防衛に向け、好スタートを切った。王将戦の第1局は、おとといから静岡県掛川市で行われた。王将の藤井聡太七冠は挑戦者に永瀬拓矢九段を迎え、王将戦の4連覇を目指している。第1局は、初日から永瀬九段が主導権を握り進んでいるかに見られたが、きのうの夕方ごろからは藤井七冠が逆転して永瀬九段を追い詰め、午後7時すぎ、112手で藤井七冠が勝った。藤井七冠は「序盤の細かなところに課題が残ったかなと感じています。次に向けて、しっかり準備していきたいと思います」と述べた。先に4勝した方がタイトルを獲得する王将戦七番勝負。第2局は今月25日と26日に京都市の伏見稲荷大社で行われる。