畳職人の技術を知るために京都に訪れた。畳職人の作る畳は、畳を敷く部屋のサイズを採寸し、それに合わせてオーダーメイドで作っていく。ほとんどの部屋は、直角の部屋はなく歪みがある。畳床は専門の畳床職人が作り、畳表はいぐさを栽培している農家が織りあげる。畳表を畳床に貼り畳縁をつける作業を行うのが、畳職人。かまちは畳縁がない部分で、畳床に檜の板を補強材として縫い付けていく。板に穴をあけ、部屋に合わせた畳のサイズにカットする。板を畳床に縫い付けるには、強い力が必要。ここを丁寧に行うことでぴったりを収まる畳になる。