森のデジタル化。これまでに養ってきた技術を使い森を含む土地をデジタルデータ化する動きが広がっている。京都文化博物館でゴールデンウィークから「松尾大社まつのおたいしゃ展みやこの西の守護神」で特別に展示されているのが松ノ尾の松の大社収蔵物。清少納言も「神は松の尾」とうたった1300年以上続く神社。国の重要文化財、三神像や京都の名所を描いた江戸時代の絵巻などが公開されている。新たに作られた松尾大社の3D映像。今回は神社の境内にとどまらず、周辺の森もデジタル化した。森のデジタル化は国産材の産出額が最盛期から6割以上減少した日本の林業復活のきっかけとしても期待されている。使うのは遠隔操作のヘリコプターはヤマハ発動機の製品。30年以上にわたり農薬などの散布で産業用ヘリコプターを活用してきた実績がある。ドローンより長い飛行時間を生かし、このヘリで森を計測しデータを林業に活用するサービスを2019年からはじめている。森を計測するのが機体に積んだLiDARという装置。目に見えないレーザーを照射し跳ね返ってきたレーザーを感知することで目標物を立体としてとらえる仕組み。計測開始後、東京ドームおよそ3個分の広さの計測を90分ほどで終えた。
住所: 京都府京都市中京区菱屋町4-8
URL: http://www.bunpaku.or.jp/
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