AIの大きなメリットは効果的な選挙戦略を低コストで実現できること。下院議員選挙に立候補した共和党候補のエベレット・ジャクソンさんは、不法移民対策を掲げる。大口の献金を行う支持者がおらず、AIの活用を取り入れた。広告費や人件費などを削減し、予備選で資金力を持った候補者に勝利した。膨大な個人データの分析でさらにAIが力を発揮した。ジャクソンさんを支えるのはAIデータコンサルタントのニコラス・ウィルさん。分析には消費行動のデータまで活用されている。政治と関係ないデータでも選挙に活かせるようになっている。AIデータ解析会社は購買データを分析して有権者の政治的な傾向を推定している。専門家はこうした変化が有権者の投票行動に影響を与える可能性があると指摘する。ピッツバーグ大学のサミュエル・ウーリー准教授は「(AIを使って)地域の有権者の言葉遣いや文化背景に合わせたコンテンツを作成すれば非常に効果的に世論を操れる」と話す。
