日本時間午前11時頃、北京の人民大会堂で開かれた歓迎式典で習近平国家首席がトランプ大統領を出迎えた。両首脳は互いの代表団のメンバーを紹介して握手を交わした。トランプ大統領の中国訪問は1期目の2017年以来となる。先ほど首脳会談が始まり習近平国家首席は、私たちの会談は世界が注目している、中米の共通利益は意見の食い違いより大きく世界に関連する重要問題での意見交換が楽しみだと語った。これに対しトランプ大統領は、長い間知り合い同士で最も長い両国の関係を築いてきた、貿易・ビジネスを築いていきたいと思っていると語った。今回の首脳会談の主要な議題のうちイラン情勢については、アメリカが中国にイランへの働きかけを求めているのに対し中国がどのような姿勢を示すかが注目される。経済・貿易面では、両国の追加関税を引き下げるなどした合意の延長や、貿易や投資協力を促進するための新たなメカニズム創設が議論される見通し。中国が重視する台湾をめぐる問題については、アメリカによる台湾への武器売却などを中国が強く牽制する中、どのような意見が交わされるかも焦点となる。中国は歓迎ムードで、テレビや新聞でも首脳会談をアピールしている。中国が重視するのは対米関係の安定で、経済が減速する中でアメリカと関税をかけ合うなどの対立が激化するのを避け、経済や科学技術で協力を進めたい考え。その背後にあるのが、中国が今世紀半ばまでに世界一の強国を目指すという長期的な戦略。当面は経済力や軍事力でアメリカに追いつく時間を稼ぎたい考え。習主席自身にとっても来年中国共産党の人事を決める党大会を控えており、アメリカとの関係を安定させ国内の安定につなげることが最優先事項。一方トランプ政権はイラン情勢が膠着し秋には中間選挙が控えている。今年は米中首脳会談が最大4回行われる可能性がある。
