石川県内ではこれまでに240人の方が亡くなったことが確認されている。そして安否が分かっていないのが輪島市で11人、珠洲市で2人。石川・珠洲市仁江町では2人が安否不明となっている。警察と消防など130人が捜索を行った。区長の中谷久雄さんは、安否が分からな人と一番最後に話をしたのは31日だという。家族を失った悲しみに向き合う人もいる。輪島市の出口彌祐さんは、地震による土砂崩れで自宅が押しつぶされた。妻・正子さんと長男・博文さんが先月遺体で見つかりきょう葬儀が行われた。
被災地の復興を後押しする動きも。北陸新幹線の金沢駅と福井県の敦賀駅の間が来月16日に開業する。きょうは一般向けの試乗会が行われた。石川・輪島市の重蔵神社では豆まきが行われ一日も早い復興が願われた。断水が続く七尾市で寿司職人たちが作るのは恵方巻。取引先などから無償で提供された食材で仕込んだ。すし店の堀納信晃店長は、復興を目指して手伝えることはみんなでなんでもやろうと言っている、などと語った。