- 出演者
- 高井正智 森下絵理香 山内泉 向笠康二郎
オープニング映像。
今日から入居が始まった輪島市の仮設住宅。入居者の76歳の女性は一人暮らしの自宅が全焼し、これまで長女の家族と避難所でイカつしていた。この仮設住宅には18世帯55人の入居が決まっている。一方、輪島市に寄せられた仮設住宅の申込みはこれまでに4000件あまりにのぼる。今回の18戸のほか548戸が着工しているという。石川県は来月末までに約3000戸の着工を目指しうち1300戸で入居が可能になるとしている。熊本県立大学の澤田道夫教授は、迅速で提供されたが非常に数が限定的で被災した自治体規模が比較的小さい、行政の力が限られている、国や県、他の自治体、民間の力を借りて支援を行っていくことがやっぱり必要になってくると語った。
避難生活が長引く中、課題が浮き彫りになっている。輪島市門前町本市地区にある自主避難所がきょう閉鎖された。避難者は、いつまでもお世話になれないと地元の区長と話し合って閉鎖を決めたという。ただ地元の避難所を離れた後立ち入りが危険と判定された自宅に戻る人もいるということで、安全に生活できる環境を整えることが急務になっている。本市地区の出村宗雄区長は、みんなで見守り危ない時はすぐほかのところに移るよと言っている、等と話していた。在宅避難者をどう支援していくのか。珠洲市狼煙町横山地区では、週に数回大学生らで作るボランティア団体が集会所で炊き出しを行なっている。熊本県立大学の澤田道夫教授は支援などの網からこぼれてしまう、そういうリスクを抱えている、などと語った。
石川県内ではこれまでに240人の方が亡くなったことが確認されている。そして安否が分かっていないのが輪島市で11人、珠洲市で2人。石川・珠洲市仁江町では2人が安否不明となっている。警察と消防など130人が捜索を行った。区長の中谷久雄さんは、安否が分からな人と一番最後に話をしたのは31日だという。家族を失った悲しみに向き合う人もいる。輪島市の出口彌祐さんは、地震による土砂崩れで自宅が押しつぶされた。妻・正子さんと長男・博文さんが先月遺体で見つかりきょう葬儀が行われた。
被災地の復興を後押しする動きも。北陸新幹線の金沢駅と福井県の敦賀駅の間が来月16日に開業する。きょうは一般向けの試乗会が行われた。石川・輪島市の重蔵神社では豆まきが行われ一日も早い復興が願われた。断水が続く七尾市で寿司職人たちが作るのは恵方巻。取引先などから無償で提供された食材で仕込んだ。すし店の堀納信晃店長は、復興を目指して手伝えることはみんなでなんでもやろうと言っている、などと語った。
米有力紙 ワシントン・ポストは2日、ゼレンスキー大統領がザルジニー総司令官の解任を決定し、ウクライナ政府が米に伝達したと報じた。ただ、実際にいつ解任するかは明らかでないとしている。また解任を無期限に延期することもありえるとしながらも可能性は低いとしている。ゼレンスキー大統領とザルジニー総司令官を巡ってはかねて軋轢が指摘されている。ウクライナ国防省は解任を否定している。
中米・エルサルバドルは長年世界一治安の悪い国とされてきたが、ここ数年で劇的に改善した。それを主導したのがブケレ大統領。エルサルバドルでは大統領選が行われるが再選が確実視されている。ブケレ大統領はSNSで積極的に情報を発信していて、自らを世界一クールな独裁者と書き込み、国連総会の壇上で自撮りをしたことも。最も成果を上げているのが治安対策。就任前人口10万人あたりの殺人事件の件数は世界最悪の51人だったが、米大陸で2番目の低さまで改善させた。ブケレ大統領はギャング取締りの徹底で逮捕状無しでメンバーの拘束を可能にした。佐伯敏は、警察のギャングの掃討作戦に同行した。掃討作戦は2大ギャングの一つが支配するスラム街で行われた。これまでに人口の1％を超えれる約7万5000人が拘束されたとされ、4万人を収監できる刑務所を新たに建設した。一方でえん罪を訴える人も少なくない。ギャング支配地域に住むレイナルド・サントスさんは、おととし21歳の息子が逮捕状を示されず拘束された。家族が拘束された人たちを支援する市民団体の代表は「こうした措置は人々の恐怖の心理につけ込んでいる 人々はブケレ大統領がいなくなれば犯罪者が再び街にのさばると恐れている」と話した。4日エルサルバドル大統領選投票。
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富山湾に春の訪れを告げるホタルイカ漁。能登半島地震で定置網などに大きな被害が出た富山市の水橋漁港では、来月の漁の解禁に向けて漁業者が復旧を急いでいる。港で荷さばきをする施設も使えなくなっていることから、今月下旬から仮施設の工事を開始予定。水橋漁民合同組合の安倍久智組合長は、これだけ協力してくれた人がいるので、その人達のためにもホタルイカ水揚げしてみんなに食べてもらいたい、と話していた。
日本製鉄のUSスチール買収に反対するUSWは、バイデン大統領が組合の姿勢を後押ししているとする声明を発表した。バイデン政権は買収合意について、政府の外国投資委員会が慎重に審査する方針を示している。またトランプ前大統領も買収を認めない考えを明らかにしている。
秩父宮ラグビー場で行われた、THE CROSS-BORDER RUGBY 東京サントリーサンゴリアス×ブルーズの試合、序盤から主導権を握ったのはブルーズ。スタンドオフのペロフェタがトライを演出するなどし、43-7でブルーズが快勝した。スティーブン・ペロフェタ選手は、ゲームプラン通りに実行できたので嬉しいなどと語っていた。
全国の天気予報を伝えた。