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「今敏」 のテレビ露出情報

毎週土曜の朝放送中のNHK映像ファイル「あの人に会いたい」の中から選りすぐりの1本を紹介する。きょう紹介するのは2010年に46歳で亡くなった漫画家・アニメーション監督の今敏さん。往年の人気俳優が時を越えて初恋の人を追いかける「千年女優」。人の夢に入り込む夢探偵の活躍を描いた「パプリカ」。現実と幻想の世界が絡み合うストーリーと色彩豊かな映像で国内外で高く評価された。今さんは昭和38年に北海道で生まれ、小学校3年生の時に手塚治虫の漫画と出会い模写をするようになった。今さんは武蔵野美術大学に進学し、グラフィックデザインを学んだ。在学中の昭和59年、漫画雑誌に投稿した作品「虜-とりこ-」が優秀新人賞を受賞。翌年、「カーヴ」で漫画家デビューを果たした。今さんは自分で作品を描く一方、漫画家のアシスタントとして働くようになり、「童夢」や「AKIRA」などの作品で知られる漫画家・大友克洋さんと出会った。今さんがアシスタントをしていたのは大友さんがアニメーションの監督として活動し始めた時期。大友さんの影響もあり、アニメの制作に携わるようになった今さんは次第にのめり込んでいった。
今さんはプロデューサーに誘われ、映画の監督としてデビュー。平成10年公開の「PERFECT BLUE」はアイドル、ストーカー、ホラーといった要素を取り入れ、国内外で注目を集めた。平成14年には長編2作目の「千年女優」を公開。この作品はアメリカの配給会社によって海外でも上映された。今さんが映画制作の舞台裏を明かしていた。ストーリーの骨子となるシナリオから自ら絵コンテを描く。背景まで緻密に描き込むのが今さんの特徴。絵コンテをもとに作画し撮影。筒井康隆原作の「パプリカ」はベネチア国際映画祭に出品されるなど海外でも高い評価を受けた。平成20年ごろ、今さんは初めて手掛ける子ども向けの映画「夢みる機械」の制作に着手。ところが、体調を崩して病院へ行ったところ末期の膵臓がんと診断された。今さんは抗がん剤の投与を拒み、映画の制作を続けようと模索したが、志半ばで帰らぬ人となった。多くのスタッフと共同作業を行い、現実と虚構が入り乱れる作品を生み出した今敏さんは摩訶不思議な世界で観客を楽しませた生涯だった。今さんは「『誰も見たことのない最高傑作だ、やっと出会える』と思って始めるが、作りながら自分も成長する。最初に思った最高傑作のイメージは成長した自分がまた考えると最高傑作が遠くに行ってしまう。それはきっと生き方も同じで、こういう自分になれたらと思いつつも、成長した頭が考えれば昨日までの理想は今日の理想ではない。追いつくか追いつかないかじゃなくて、追いつこうとする、たどりつこうとする態度が大事」と話していた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年9月3日放送 15:18 - 16:00 NHK総合
午後LIVE ニュースーン(オープニング)
きょうのメニューを紹介。

2025年8月23日放送 5:40 - 5:50 NHK総合
NHK映像ファイル あの人に会いたいNHK映像ファイル あの人に会いたい
漫画家・アニメーション監督の今敏さんの「千年女優」、「パプリカ」を紹介。今さんは武蔵野美術大学に進学し、ちばてつや賞優秀新人賞を受賞して漫画家としてデビューしたが、大友克洋に影響されてアニメーション制作に携わった。今さんは、映画「PERFECT BLUE」で監督デビューした。今さんが、最高傑作のイメージについて語った。

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