街全体が豊かな緑に覆われ、杜の都と呼ばれる仙台。徹底した街路樹の管理を行っている。カルテを作成し、少なくとも5年に1度検査を行い、樹木の異常に早めに対処しようとしている。きっかけは15年前の事故。街のシンボルでもあるけやき並木の木が突然倒れた。原因は根本の腐敗、異常を把握できていなかった。市では4万8000本の街路樹すべてにIDを付与し、データベースに更新している。カルテとデータを組み合わせて管理することで、倒木リスクの見落としをなくす試み。さらに、民間業者と連携して街路樹を健全に保つ取り組みもしている。年2回、剪定の講習会も開いている。管理の基準を合わせることで、街全体の街路樹で安全と景観を両立させようとしている。
東京・町田市では街路樹の在り方を再検討した。去年から街路樹の在り方を量から質へと切り替えた。10年間の計画では、通行に支障のある街路樹の撤去や樹木の感覚の調整などによって市内にある街路樹を3分の2に削減する。かわりに景観や環境保全に必要な樹木の維持管理を手厚くし、街路樹の価値を高めることを目指している。住民に街路樹への関心を持ってもらうために市では、切った街路樹を家具に蘇らせ、市役所の食堂などで活用している。
東京・町田市では街路樹の在り方を再検討した。去年から街路樹の在り方を量から質へと切り替えた。10年間の計画では、通行に支障のある街路樹の撤去や樹木の感覚の調整などによって市内にある街路樹を3分の2に削減する。かわりに景観や環境保全に必要な樹木の維持管理を手厚くし、街路樹の価値を高めることを目指している。住民に街路樹への関心を持ってもらうために市では、切った街路樹を家具に蘇らせ、市役所の食堂などで活用している。