先月SOMPOホールディングスとRIZAPグループが資本業務提携を結んだ。データを連携することにより病気の予防につながるサービスを提供する方針だという。内容は具体的に決まっていないが“健康寿命”がヒントになってくる。健康寿命とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間の平均のこと。グラフでは平均寿命と変更寿命の間に差があり差分は日常生活に制約がある状態で過ごしている年月となり厚生労働省がまとめた最新のデータで男性は約9年、女性は約12年差があるといわれている。保険大手のグループCEOは提携により健康寿命を伸ばしていきたいとしていた。健康分野を事業柱に据える企業を増加、キリンホールディングスはヘルスサイエンスの売り上げを2023年5000億円規模まで拡大の方針を出していてカギは本業で培ったビール・発酵研究。ビールを作るのに大敵だった発酵の研究を続けてきた結果健康な人の免疫機能を維持する乳酸菌の発見に成功したという。味の素は調味料開発で培ったアミノ酸を使い健康サポートをするサプリメント販売、2030年度までにはヘルスケア事業利益を主力の食品事業と同規模まで拡大させたいとしている。小林製薬の紅麹使用のサプリメントの問題があり健康に対し消費者の目が厳しくなっている状況を受けキリンでは安全対策を講じるプロジェクトを立ち上げ品質保証などの点検を進めているということ。