奥能登地域では元日の地震のあとふるさとを離れて別の地域へ移る人が増加している。県によると、今年1月から4月までの間に奥能登地域から転出した人は合わせて2157人だった。825人だった去年の同じ期間の2.6倍となっている。自治体別にみると輪島市が最も多く、1040人で去年の同じ期間と比較すると2.4倍、珠洲市は493人で4.0倍、能登町は378人で2.2倍、穴水町は246人で2.6倍となっている。一方先月1日時点の奥能登地域の全体の人口は去年の同じ時期と比べて6.6%少ない5万2613人だった。能登半島地震をきっかけに故郷を離れて別の地域へ移る人が増加し人口の減少に拍車がかかっている。