最大震度7を記録した能登半島地震から、まもなく1年。石川県などでは災害関連死を含めこれまでに489人が死亡し、今も2人が行方不明となっている。震災の傷跡がいまだに残るなか、石川県和倉温泉の旅館、加賀屋が2026年度の営業再開を目指し、動き出している。全日空が運航する羽田空港と石川県の能登空港を結ぶ定期便。能登半島地震の影響で午前1往復だけの運航が続いていたがきょう、午後の便を再開。地震発生前と同じ1日2往復の運航を復活した。全日空は年末年始の帰省や、復興支援ツアーなどで利用客の増加を見込んでいる。羽田能登線の年末年始の予約率は今日時点で6割を超え、1年前と比べ4.2ポイント上昇した。新幹線に言及。能登半島地震から、まもなく1年。石川県和倉温泉の旅館「加賀屋」は和倉温泉内に4つのブランドの旅館を構えているがいずれも損傷が激しく休業を余儀なくされている。加賀屋は1906年創業。233の客室があり、収容人数は、1230人。館内には大規模な劇場などもあり、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で通算40回以上、総合1位を獲得している。地元の盟主として能登に人を呼び戻すべく、再建案を発表した。加賀屋から歩いて10分ほどの距離、更地となっているこの場所に新たな旅館を建設しようという。およそ3万平米の土地に、有名建築家・隈研吾さんの設計で建設予定だというのは全室オーシャンビュー、各部屋に温泉つきという高級旅館。部屋数は50と現在の233室から大幅に減らし、おもてなしを追求するという。既存の建物をどうするかは未定だが、新館を建設し、2026年冬にも営業再開を目指す。