能登半島地震の被災地を襲った、去年9月の記録的豪雨からきょうで半年。石川県輪島市では、市内で2か所目となる豪雨被害者向け仮設住宅への入居が始まった。地震と豪雨で二重に被災し避難所生活を続けてきた郷谷幸男さん(62歳)は、仮設住宅への入居がようやく決まった。郷谷さんは、停電や断水などが続いていることから、被災した自宅の修理を行うか公費解体するか検討するという。輪島市では今後、新たに2つの仮設住宅で入居が始まる予定。一方、能登半島地震で護岸が損傷するなど甚大な被害を受けた輪島港では、きょうから本格的な復旧工事がスタート。復旧工事の対象エリアは、クルーズ船などを受け入れるマリンタウン。まずは資材を置くためのスペースを確保し今後、海底に流れ込んだ土砂を使って堤防の補強などを行う予定。マリンタウンの工事は、すでに再開しているズワイガニ漁などと並行しつつ行われ、2026年12月までの完了を目指している。