東京都台東区にある「湯どんぶり 栄湯」は1945年創業。天然温泉×ナノファインバブル風呂が人気。銭湯で回数券を差し上げる代わりに家を見せてもらう企画で出会ったのは38歳の濱田さん。大学卒業後に地元・石川県に戻り、今年の4月にもう1回上京して庭師の見習いをしているという。一旦別れ、千葉県市川市の自宅で合流して家を見せてもらった。築32年の1Kで家賃は6万円。クレーンゲームで獲得した競馬のぬいぐるみがたくさんあった。30歳になって「ギャンブルもしてない人生ってどうなんだろう」と感じて競馬を始めたという。ゆうちゃみの大ファンで写真集や掲載された雑誌を持っていた。中身が好きで自分には無いノリを求めているという。冷蔵庫には牛めしの素が入っていた。毎朝お弁当を作っているという。夕食は弁当用に作って余ったおにぎり、カップラーメン、お惣菜の春巻き、味噌汁だった。インスタント味噌汁には氷が入っていた。猫舌で熱い湯だと飲めないという。上京してから外食はしていない。小中高は石川県で過ごし、明治大学へ進学。思い出を聞くと「吉原」と答えた。卒業はリーマンショックの時で都内では見つからず地元のJAに就職。お金が貯まると吉原へ通っていたという。りおさんという女性にゾッコンで引退後もご飯を奢るなど交流が続いている。棚の上には手提げ袋が置いてあった。キャバクラへ行く際に持っていく手土産だという。これまでに使った費用を聞くと500万円くらいと答えた。現在の収入は月20~25万円くらいで節約しつつ遊んでいる。能登半島地震で被災して再び上京し、今までの経験を活かせそうな造園業に再就職した。連日の肉体労働で足がパンパンになるのでマッサージ機を購入した。結婚したいとは思わないが、人恋しい気持ちはあるという。2か月頑張ったご褒美にキャバクラへ行く。湯どんぶり栄湯で濱田さんの家について行ったら…2か月に1度の幸せを糧に日々懸命に生きる姿が見られました。
