三重県伊勢市で、「横輪いも」として親しまれている山芋の種芋を植える作業を、地元の小学生が体験した。「横輪いも」は、伊勢市の横輪町とその周辺で栽培される山芋の仲間で、すりおろした時のもちのような粘りと濃厚な味わいが特徴だ。地元の上野小学校の4年生およそ20人が、学校近くの畑で、種芋を植える作業を体験をした。子どもたちは、地元の農家から種芋の植え方について説明を受けたあと、パイプの先に刃物がついた専用の道具を使って、畑に45センチの間隔で穴をあけていった。そして、長さ5センチほどの大きさの種芋を穴の中に入れて、土をかぶせた。「横輪いも」は11月中旬に収穫され、地元の農産物直売所や伊勢市内のスーパーなどに出荷される予定だ。