静岡県伊東市の砂浜を覆い尽くす緑の物体。これは大量の海藻。砂浜は緑の絨毯と化している。現場は伊豆半島の東側、相模湾に面した伊東オレンジビーチ。あす、海開きを予定している中、最初に異変が起きたのは先週の金曜日。伊東市の担当者がビーチに確認に向かうと、大量の海藻を発見。伊東市によると、確認されたのは“ジュズモ”と呼ばれる糸状の海藻。日本の沿岸に広く分布している。市は民間の業者に依頼し、翌日ビーチを清掃。週明け、再び大量の海藻が砂浜に確認された。山国商店・山田衣里さんが「やっぱり匂いますよね」なとどコメントした。地元の人達は「この近くの海でジュズモは見たことがない」と話している。夏の海水浴シーズンは家族連れを中心に約3万人弱が訪れるという伊東オレンジビーチ。あすが海開きとのことで、砂浜には海上遊具も準備されている。伊東市観光課観光施設係・土屋貴則主査が「台風が来てた関係もあって海藻が根こそぎ剥がれて一番近いビーチに打ち上がったのではないかと」などとコメントした。海藻の清掃作業にも費用がかかる。今後は専門家を交え原因を調査しながら対策を講じるとしている。伊東市はきょうビーチの清掃を行い、万全の状態であすの海開きを迎えたいとしている。