そもそも学歴詐称をめぐる問題だったはずがここまで発展してしまった。市長は議会解散を選んだ。市議選について田久保氏は「新しい力に期待している」と述べたが、その真意は分かっていない。そもそも新たな議会で再び不信任決議が出されそれが可決されれば、市長は失職することになる。不信任案を成立させないためには次の市議会選で田久保氏に近い市議が7人以上当選する必要がある。取材を通じても田久保氏の批判票を取り込みたいという思惑も透けて見え、議会選挙では今のところ明確な戦略は見えていない。市長の延命措置と捉えてもおかしくはない。
