伊東市の田久保市長がきょう付けで失職することが決まった。失職決定後に応じた取材で田久保氏は約4か月にわたる学歴詐称問題についての自身の思いを明かした。今年5月の市長選挙で最終学歴を「東洋大学 法学部卒業」として初当選した田久保氏だが、その後に実際は除籍であったことを認めた。しかし市長続投を表明したことに市議会が反発し、市長への不信任決議案が可決された。これに対し田久保氏は市議会の解散を選択したものの、今月の市議会議員選挙で反田久保派が多数当選した。これを受けてきょうの臨時会に2度目の不信任決議案が提出され、賛成多数で可決した。田久保氏は就任後の約5カ月間について振り返った一方、再出馬についての明言は避けた。
