奈良県御杖村で1億円のトイレが物議を醸している。去年2月に完成した村の公衆トイレで、男女の個室トイレが1台ずつ、おむつの交換台なども完備している。観光客などが利用しやすい立地となっている。御杖村は人口1347人で、四季折々の自然を満喫できるのが魅力。トイレは村を横断する国道沿いにあり、西の玄関口に位置している。工事費や設計費などをあわせて総額約1億円になるとのこと。建物の材料には奈良県産の木材を使用しており、建設費用は10年かけて返済する過疎債でまかない、実際に村が負担するのは3割とのこと。村民1人当たりの負担は6万7000円となる。トイレの外側には観光パンフレットを設置し、利用者らに村の魅力をアピールする取り組みも行っている。