最初に生成AIが普及し主戦場になるのは、金融、医療、広告などのホワイトカラーの定型的な業務。先ほど紹介したマイナビは、広告の分野であり、極めて定型的な広告だ。自社の作業で、生成AIに置き換えて業務効率があがるのではないかというひらめきがビジネスチャンスに繋がっていくのではないか。実際に伊藤園が生成AIで作ったタレント・パッケージデザインでCMを作成した例もある。有名メーカーの有名商品のCMであれば、契約金は大きいものであるため、芸能プロダクション側から見れば失うものは大きい。生成AIを「やりません」と言う会社は、取り込んでいる同業他社に置いていかれ、生成AIを取り込んでいる同業他社の方が効率はあがるため、競争に負けて淘汰されていく。梅澤さんは「2、3年後には想像より使えないという幻滅期はあると思うが、生成AIの得意な仕事や任せてはいけない仕事を皆が理解するようになり、使い方が上手になり、5年くらいすると定着すると考えられる。そのカーブをどれだけ早く上れるかという競争になると考えられる」などと話した。
住所: 東京都渋谷区本町3-47-10
URL: http://www.itoen.co.jp/
URL: http://www.itoen.co.jp/