夏休みに入った箱根町。観光地へ向かう路線バスは混雑していた。近くの小田原駅でも箱根に向かう観光客で社内は満員に。お客さんからはバスの本数を増やしてほしいとの声があがるが、バス会社には運行本数を増やせない事情が。伊豆箱根バスでは、この10年若手の運転手が増えずベテランが次々と定年退職している。箱根登山バスでも運転手が178人から142人と30人以上減っている。箱根登山バスでは利用者の少ない路線を減便し、利用者の多い観光路線を増便しそちらに多くの運転手を確保している。こうした事態を受けて箱根登山バスは観光路線について定年退職したベテランを再雇用するなど対策に取り組んでいる。