来月7日に決選を迎える東京都知事選挙。きょうから3日間にわたり注目候補の選挙戦を報道。きょうは現職の都知事・小池百合子氏。3期目を狙う小池氏の選挙戦。おとといは知事としての公務で都職員に向けたメッセージ動画撮影に臨んだ。現職としての公務と選挙活動で多忙の小池氏は「現職としての仕事を優先せざるを得ない」と話す。実際告示後の1週間は公表されているものだけでも選挙活動と比べ公務が多かった。関係者によると、小池氏は告示日から来月初旬にかけ新たに約20件の公務を急きょ組み込み公務にまい進する姿勢を見せている。初当選した2016年は街頭で支持を訴えたが、今回は本人に代わり“AIゆりこ”が都政の取り組みをSNSで配信。小池氏が最初の街頭演説に選んだのは告示から3日目、伊豆諸島の八丈島。島民らと交流し「この島は大事」と島しょ部への思いを訴えた。島専用の選挙ポスターには“島民のために。島民とともに。」との文字。翌日には都心から約60キロ離れた奥多摩で演説。島や山間部から演説を始めることで“小さな町も大切に”という評判を都市部に広げる狙いもありそうだが、今後は都心でも演説する予定。おとといの公開討論会では論戦がヒートアップ。都知事選では自民党から支援を受ける小池氏。前参議院議員・蓮舫氏は自民党の裏金事件を追い風にしようとしているが、小池氏の周辺は「自民党の問題を都政や小池知事に持ち込むのはお門違い。蓮舫さんは自民と小池をセットに見せたいが、小池さんの問題でないし、小池さんはその土俵にはのらないだけでは」とコメント。都知事選には前安芸高田市長・石丸伸二氏、元航空幕僚長・田母神俊雄氏のほかにも複数が立候補している。