南会津町の伝統行事「会津田島祇園祭」で、花嫁姿の女性たちが街を練り歩く「七行器行列」が行われ、沿道の見物客を魅了した。800年以上の歴史があるとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されている会津田島祇園祭はきのうから3日間の日程で行われている。2日目のきょうは祭り一番の見どころの七行器行列が午前7時半ごろから行われ、花嫁姿の女性や裃姿の男性などおよそ70人が参加した。行列では行器と呼ばれる朱塗りの器にお供え物のお神酒や塩さばなどを入れて、およそ1キロほど街を練り歩き五穀豊穣や無病息災を願って神社に献上する。注目は色鮮やかな花嫁衣装姿の女性たちで県内外から合わせて31人が参加し、沿道の見物客たちが艶やかな様子を写真に収めていた。