飯べらは福を“めし”とる、敵を“めし”とる、などの意味をかけて家内安全や無病息災などの願いを込めた縁起物のしゃもじで、元日に福島・会津若松市の鶴ヶ城の天守閣を訪れる人に先着順に配られている。お城の石垣にうっすらと雪が残る中けさ、飯べらに焼き印を入れる作業が行われた。作業にあたった人らは専用の電気ごてを使い、来年のえとの「巳」と「鶴ヶ城天守閣」の文字を丁寧に焼きつけていた。インバウンドなどによる観光客の増加を受けて、ことしはコロナ禍前とほぼ同じ7000枚を用意することにしている。
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