池谷さんは「安住さんが動力源になってほしいと思うが、あくまで会計検査院は過去の検証をする・編成には口を出せない、でももうちょっと将来を見据えてちゃんと指摘できないっていうのはもどかしいですね」というと田中院長は「そう見えるかもしれないが、まずこの状況をより多くの国民に知っていただくことが大事だと思う」などと話した。また、池谷さんは「補正予算の財源ってどこからきてるんですか?」と聞くと田中院長は「私達は8年間の補正予算案を2023年まで調べたんですが、約200兆円くらいあり、そのうちの4分の3に当たる150兆円が国債なんです。国債は債務を新たに発行させるので、将来世代への負担の先送りそのものなんです。きょうみたいな機会をいただき、SNSなどもあり、様々な媒体を通じわかりやすくこの状況をお伝えするということが私たち会計検査院の役割・使命だと思う。会計検査院で指摘したものは適正に使ってくださいということをよく申し上げている。もし算定が甘かった場合はそれもしっかりやってくださいと申し上げている。その意味でまさにPDCAをしっかりやっていただきたい。国会から要請を受け、基金の検査もしているところ。タイミングが来たらご報告できればと思う。タイムリーに時期を得た検査を行い、わかりやすく皆さんにお伝えできればと思っている」などと話した。