働き方に関する調査研究を行っている、Alternative Work Lab所長の石倉秀明さんに話を聞いた。石倉は「多くの学生さんが配属ガチャを心配している。希望していた部署ではなくてどこに配属されるか分からないという状態のこと。以前は普通のことのように捉えられていたが今はそれに対して違和感を覚える学生さんが多いというのも事実。コース別採用するというのは学生さんにとっても希望したキャリアを歩めると意思表示することにもなるのでそういった点ではプラスだろうと思う。」などと説明。企業側にはどういったメリット、狙いがあるのかについては「コース別採用をすることによって生命保険会社に興味を示さなかった人が興味を持つ可能性もある。海外志向が強く外資系企業、メーカー、商社などを志望していた学生が目を向けてくれることを期待しているのではないか。」課題は「コースごとに異なる採用上の競合が出てくる。グローバルビジネスコースであれば生命保険とか金融業界だけではなくて待遇への良い外資系企業などと競わないといけなくなる。外資との競合、複雑な運用を克服できるのか。」などとコメントした。