佐世保市や平戸市などで路線バスを運行する西肥バスは、今月のダイヤ改正で15路線を廃止する一方、ほかの路線でも運行本数を減らす措置を取った。西肥バスではこの4年間で運転士が2割以上減少していて、会社では今回の減便や路線廃止についても運転士不足の深刻化などを理由にあげている。この事態を受け、佐世保市では住民の代替交通手段として民間のタクシー会社に路線が廃止された地域で予約制の乗り合いタクシーを運行してもらうなど対策を講じている。西肥バスをめぐってはこれまでにも運転士不足で減便を繰り返していて、4年前には平日1800本近くあった運行本数が半分近くまで減った。