新春に皇居で行われる「歌会始」の入選者が選ばれた。今回の歌会始のお題は「夢」で、全国と海外から合わせて1万6000首余りの短歌が寄せられた。入選した10人のうち最年少は、宮崎県延岡市の高校1年生・森山文結さんで、夢という文字を見たときに感じた自分の将来に対する不安や期待を詠んだという。また、最年長は長野県佐久市の金井寛さんで、ことし亡くなった世界的指揮者の小澤征爾さんが創設し、県内で長年開かれていた音楽祭の様子を歌にまとめたという。一方、天皇陛下から歌を詠むように指名された召人には、国文学者の三田村雅子さんが選ばれた。歌会始は来月22日に皇居宮殿で行われ、入選した人たちの歌は、天皇皇后両陛下や皇族方の歌と共に披露される。