世界文化遺産への登録を目指している新潟・佐渡島の金山について、ユネスコの諮問機関イコモスは、4段階の評価で上から2番目の「情報照会」の勧告をまとめた。「佐渡島の金山」は、西三川砂金山と相川鶴子金銀山で構成される。最近では、情報照会の勧告を受けたものがその年の世界遺産委員会で登録が認められるケースも相次いでいて、政府は来月開かれる世界遺産委員会で登録を目指し対応していくとしている。「佐渡島の金山」を巡っては、韓国が「朝鮮半島出身の労働者が強制的に働かされた場所だ」として反発した経緯があり、政府は韓国と丁寧な議論を行っていく姿勢を示していた。文化庁は、イコモスの評価結果について今夜、会見して詳細を説明するとしている。