人口2万3000人余りの宮城県大河原町の町議会に先月、小学6年生が見学に訪れた。議会の様子がどう映ったのか、感想文によると「ツムツムをしている人がいた」「議員として、働く人として『いいのか』と思いました」。こう指摘されたのは、当選5回、議長の経験もある佐藤貴久議員。「ツムツム」をしていたのか事実を追求されると、佐藤議員は「ゲームをしていたのは事実だが、本会議中にゲームをした事実は記憶にない。しかし複数の小学生が見たと言っている。その事実があったと認める」と証言。その後記者に囲まれた佐藤議員が口にしたのは、「ツムツム」への熱い思いだった。大河原町議会には今月中にも佐藤氏の辞職勧告決議案が提出され、採決が行われる見通し。