佐賀県沖の有明海では、先月中旬に種付けを行ってから初めて育ったのり、「一番のり」の摘み取りが最盛期を迎えている。作業は、品質を損なわないよう夜間に行い、昨夜も沖合の養殖場では、漁業者が小舟で進みながら網を引き上げ約15センチに育った一番のりを専用の機械で次々と摘み取っていた。「一番のり」は口溶けが良く高級品とされていて、佐賀県有明海漁協によると、今シーズンは海水温が高かった影響で、種付けに時間がかかったものの、その後は順調で、いいのりがとれているという。佐賀県沖の有明海では赤潮の発生などで品質が悪化するのりの「色落ち」が起きた影響で、2シーズン連続で販売枚数と販売額の日本一を逃している。「一番のり」の初入札は今月28日に行われる。
住所: 佐賀県佐賀市西与賀町大字厘外821-2
URL: http://www.jf-sariake.or.jp/
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