満喫!ニホンミツバチの恵み ~滋賀 信楽~。滋賀・信楽町で養蜂家の松井さんが育てているのは日本固有の野生種ミホンミツバチ。体長およそ1~1.7cm、様々な木の花の密を集める。一方、セイヨウミツバチは明治時代に輸入されたものでニホンミツバチより大きく4~5倍多く密を集める。ニホンミツバチの飼育法は至ってシンプル。まずは空の巣箱を置きミツバチが入るのを待つ。ニホンミツバチが巣箱に入る確率は1割。信楽には住宅地の周りに自然がたくさん残っている。松井さんはそんな家々を回って巣箱を置かせてもらっています。巣箱の入口にいる数匹は門番だという。ミツバチは年齢毎に様々な役割がある。門番は若いハチ。さらに若いハチは掃除係。花蜜を集めるのは成長したミツバチの役割。採蜜し、コムハニーと呼ばれる巣を丸ごといただく。巣箱を置かせてくれている人へのお礼としてコムハニーをおすそ分け。ニホンミツバチを養蜂して13年。松井さんは「養蜂をしえいることがすなわちミツバチを生き延びさせることにつながると思っているんです」などと話した。松井さんの活動を手伝っているボランティアの川北さんは、密を取ったあとの蜂の巣のくずを使って蜜ろうを作っている。