2024年5月21日放送 14:05 - 14:50 NHK総合

列島ニュース

出演者
北村紀一郎 猪原智紀 谷地健吾 高瀬耕造 吉田浩 坂下恵理 塩崎実央 市来秋果 河畑達子 黒田麻梨奈 
(オープニング)
オープニング

オープニングで挨拶をした。

(大阪局のニュース)
iPS細胞から“卵子のもと”大量作成する方法開発

ヒトのiPS細胞から卵子のもとになる細胞を大量に作り出す方法を開発したと京都大学の研究グループが発表。京都大学高等研究院・斎藤通紀教授らのグループはヒトのiPS細胞から生殖細胞のもとになる細胞を作り、さらに卵子のもとになる卵原細胞に変化する方法を開発しているが、できる細胞の数が少ないことが課題だった。研究グループが今回さまざまな細胞の分化を助ける働きをするBMPというタンパク質を加えて培養したところ卵原細胞を大量に作ることができたという。細胞の数は4か月ほどの培養期間でおよそ100億倍に増えたという。また、同じ方法で精子のもとになる細胞も大量に作り出すことができたとしている。斎藤教授は「精子や卵子の研究が大きく前進し将来的に不妊症治療など医療への応用を目指したい」と話していた。

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京都大学京都大学高等研究院人工多能性幹細胞斎藤通紀
さんしょう 収穫 最盛期

全国有数のさんしょうの産地、和歌山・紀美野町で畑に植えられたさんしょうが今収穫の最盛期を迎えている。和歌山県は令和3年度の時点で全国のさんしょうの6割近くに当たる約283トンが収穫され全国最大の産地となっている。地元のJAなどによると今シーズンは平年並みの収穫量を見込んでいるという。実のまま出荷するさんしょうの収穫は今月いっぱい続き関西の市場に出荷されるという。

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さんしょう紀美野町(和歌山)
(鳥取局のニュース)
クロマグロ 初水揚げ

境港市の境港でけさ、能登半島沖で捕れた約20トンのクロマグロが今年始めて水揚げされた。市場には重さ100キロを超えるクロマグロが並べられ、水産関係者が集まり初水揚げを祝う手締めを行った。午前9時すぎから競りが始まり、仲買人たちが競り落としていた。鳥取県によると、今年の水揚げは記録が残る昭和57年以降で、最も早いという。巻き網漁による30キロ以上のクロマグロの日本海側での今年の漁獲枠は1,870トン余りと去年とほぼ同じで、境港での水揚げは今年7月中旬まで続く予定だ。

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“暑さから一次避難”米子市が「涼み処」公表

熱中症の疑いで搬送される人は米子市でも年々増えている中、米子市の伊木市長はきのう、新たな熱中症対策として、公民館や市の施設、市の募集に応じた薬局などの民間事業所を「よなご涼み処」として市に登録すると発表。登録された施設では来月1日から9月30日までの営業時間中、暑さから一時的に避難したり、休憩したりしたい人を受け入れるという。これまでに71か所が涼み処として登録され、施設の入り口には専用のポスターが張り出されるほか、米子市のホームページで施設の一覧が掲載されている。鳥取県でも冷房の効いた公共施設や店舗などに集まって涼しさを共有しようという「クールシェア・スポット」という取り組みを始めていて、公共施設やキャンプ場などおよそ300か所が登録している。

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(佐賀局のニュース)
佐賀労働局・県 地元企業に積極的な採用を要請

佐賀労働局と県は、高校生の求人活動が本格化する来月1日を前に毎年、地元企業への要望活動を行っていて、きょうは幹部らが佐賀市の経済団体を訪れた。このうち県商工会議所連合会では、佐賀労働局の城寿克局長が来年春に卒業する高校生などを積極的に採用することや、求人票を早期に提出することを求める要請書を手渡した。これに対し連合会の代表は、「県内企業は人手不足で社員の絶対数が足りていない。求人の多くが県外からなのでPRを積極的にやっていく必要がある」と答えていた。採用の要請は、県中小企業団体中央会や県商工会連合会、県経営者協会に対しても行われた。労働局によると、ことしの春に高校を卒業した学生の県内での就職率は、3月末の時点で67%と4年連続で65%を超えると見込まれていて、引き続き水準を引き上げていきたいとしている。

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特定健診で「血管年齢」測定 検診の受診率向上めざす

みやき町は今年度の町の特定健診から、すべての受診者を対象に動脈硬化の度合いが分かる「血管年齢」の測定を始めた。みやき町では、40歳から75歳未満の国民健康保険の加入者を対象にした特定健診の受診率が39%台と、県内20市町で17番目と低くなっていて、受診率向上につなげようと、この取り組みを始めた。町では受診者に血管年齢を伝えることで、さまざまな病気の原因とされる動脈硬化の度合いについて知ってもらい、必要があれば生活習慣の見直しにつなげてほしいとしている。

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(山形局のニュース)
ダムに雪解け水など流れ込み「水没林」

鶴岡市にある荒沢ダムではこの時期、朝日連峰から雪どけ水が流れ込み、今月26日にダムの周辺で開催されるイベントのため、通常より水位をおよそ3m上げている。そのため木の根元から幹までが水に沈み、新緑が水面から顔を出しているように見える光景は「水没林」と呼ばれている。ダムでは地元のカヌーの愛好家たちがヤナギやブナなどの木々の間を通り抜け、日ざしに輝く新緑を楽しんでいた。県と鶴岡市によると今月26日のイベントではボートや魚のつかみ取りなどが楽しめ、その後は放水をしながら徐々に水位を下げるという。

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(松江局のニュース)
「大井谷の棚田」 子どもたち田植え

吉賀町白谷にある「大井谷の棚田」は室町時代から江戸時代にかけてつくられ、およそ8ヘクタールの斜面に600枚ほどの棚田が広がる景観は、農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれている。吉賀町立柿木小学校では子どもたちが毎年米作りの体験を行っていて、田んぼの土に引かれた線に沿ってコシヒカリの苗を15センチ間隔で植えていった。中には植えた苗がうまく立たない子どももいたが、農家の人に教えてもらいながら30分ほどかけて田植えを終えた。子どもたちはことし7月に草取りをしたあと9月中旬に稲刈りをする予定。

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色を付けた砂で表現

大田市にある「仁摩サンドミュージアム」には国内で活躍する砂絵アーティストのカラーサンドの作品およそ50点が展示されている。このうち「おひさまが帰る海(MluRAさん)」は山陰に伝わる神話の「因幡の白兎」を題材にしたもので、浜辺にいる2匹の白兎と夕日が日本海に反射する様子が色とりどりのカラーサンドでたくみに表現されている。また「紫色でまあるい(MluRAさん)」は紫色の花に囲まれた女性が夏の日差しを浴びて眩しそうにしていて、砂で作られたとは思えないリアルさだ。このほか夜空に浮かぶ花火や青の濃淡で表現した海など個性豊かな作品が並んでいる。この展示会は来月30日まで開かれている。

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(岡山局のニュース)
県教委 小学校教諭 奨学金の返還支援

教員のなり手不足を解消するため岡山県教育委員会は、新採用の小学校の教諭を対象に奨学金の返還を支援する制度を始めた。対象となるのは日本学生支援機構の貸与型の奨学金を受けていて、岡山県教育委員会に来年度、令和7年度に採用される小学校の教諭。定員は年間20人。支給額の上限は大学生の場合、1人当たり150万円余りで採用後は県内の公立学校で10年を超えて働くことが条件。県教育委員会よると、こうした制度は中国・四国地方では初めてで、現在は再来年度 令和8年度に対象となる教諭を募集している。県内の小学校の教員採用試験の応募人数はここ数年、減少傾向で昨年度は521人で前年度より155人減った。このため、県教育委員会は今年度から大学3年生の受験を可能にするなど採用を強化している。県教育委員会は教員のなり手不足を解消し質の高い教育環境を確保できるよう、さまざまな取り組みを進めていきたいと話している。

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岡山県教育委員会日本学生支援機構
真庭 児童がもち米田植え

真庭市の小学生が地元で700年続くとされる祭りに使うもち米の田植えを行った。余野地区では地元の大津神社で毎年12月に開かれる「霜月祭」で地区の人たちがついた餅を奉納したあと、参拝者に投げてふるまうのが習わしとなっている。地域の伝統文化を継承しようと、子どもたちも祭りに参加しているということで、地域の人たちやボランティアと一緒に「黒もち米」という品種の苗を一束ずつ丁寧に植えていった。子どもたちは9月には稲刈りも行い、祭りの直前には収穫した米で餅をついて神社に奉納するという。

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大津神社真庭市立余野小学校真庭市(岡山)霜月祭黒もち米
列島リポート
守りたい ふるさとの橋 岩手 住田町

松日橋は、幅約40センチ・長さ40メートルほどの木の橋。3月の大雨による増水で流されてしまった。金野純一さんは、松日橋を守ってきた地元の人たちでつくる組合の組合長。この日橋の架替をすることになった。参加したのは12人で、作業がはじまった。松日橋があるのは、住田町・下有住。集落と集落をつなぐ橋として300年以上前からあるといわれている。地元の人に親しまれ昔ながらの嫁入りをこの橋で再現したこともあった。この日の作業、はじめは叉股の設置。そして叉股の上に板を乗せていく。松日橋が流されたのは2021年以来で3年ぶりの架替作業となった。設計図がないため、金野さんが完成形を思い浮かべながら作業を指揮する。作業開始から約2時間後、橋が完成した。

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下有住(岩手)松日橋
日めくりカレンダー
売春防止法 成立

昭和31年5月21日、参議院本会議で売春防止法が可決・成立した。終戦直後の昭和21年、GHQは売春禁止の方針を打ち出したが日本政府は赤線とよばれる指定地域を設け、売春業を事実上黙認した。売春防止法は昭和33年4月に施行され、全国の赤線地帯が姿を消した。

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NHKアーカイブスホームページ売春防止法連合国軍最高司令官総司令部
裁判員制度 スタート

平成21年5月21日、一般の国民が刑事事件の審判に参加する裁判員制度がスタートした。国民の幅広い意見を、裁判に反映させることを目指して導入された。国民から選ばれた6人の裁判員が3人の裁判官とともに、殺人など重大な刑事事件の審理にあたる。裁判員には有罪・無罪だけでなく、刑の重さの判断も求められる。

富士山に「農鳥」の雪形

平成22年5月21日。富士山の山梨県側の8合目付近に「農鳥」が現れた。富士吉田市では、田植えなど農作業の時期を告げる雪型だと伝えられている。

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NHKアーカイブスホームページ富士吉田市(山梨)富士山農鳥
列島ぶらり旅
満喫! ニホンミツバチの恵み

満喫!ニホンミツバチの恵み ~滋賀 信楽~。滋賀・信楽町で養蜂家の松井さんが育てているのは日本固有の野生種ミホンミツバチ。体長およそ1~1.7cm、様々な木の花の密を集める。一方、セイヨウミツバチは明治時代に輸入されたものでニホンミツバチより大きく4~5倍多く密を集める。ニホンミツバチの飼育法は至ってシンプル。まずは空の巣箱を置きミツバチが入るのを待つ。ニホンミツバチが巣箱に入る確率は1割。信楽には住宅地の周りに自然がたくさん残っている。松井さんはそんな家々を回って巣箱を置かせてもらっています。巣箱の入口にいる数匹は門番だという。ミツバチは年齢毎に様々な役割がある。門番は若いハチ。さらに若いハチは掃除係。花蜜を集めるのは成長したミツバチの役割。採蜜し、コムハニーと呼ばれる巣を丸ごといただく。巣箱を置かせてくれている人へのお礼としてコムハニーをおすそ分け。ニホンミツバチを養蜂して13年。松井さんは「養蜂をしえいることがすなわちミツバチを生き延びさせることにつながると思っているんです」などと話した。松井さんの活動を手伝っているボランティアの川北さんは、密を取ったあとの蜂の巣のくずを使って蜜ろうを作っている。

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きょうのキニナル!
さんしょう 収穫 最盛期

きょうは、さんしょうが収穫の最盛期を迎えたことに触れ、坂下さんらは「先月は和歌山県の道の駅を巡った。地元の人たちは味噌にしていたり、ジャムにしていた」「新感覚」「いい香りしますからね」などとトークをした。

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さんしょう和歌山県
(気象情報)
気象情報

津の映像などの後、全国の気象情報を伝えた。

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津(三重)金沢(石川)
(エンディング)
エンディング

エンディングで挨拶をした。

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