松日橋は、幅約40センチ・長さ40メートルほどの木の橋。3月の大雨による増水で流されてしまった。金野純一さんは、松日橋を守ってきた地元の人たちでつくる組合の組合長。この日橋の架替をすることになった。参加したのは12人で、作業がはじまった。松日橋があるのは、住田町・下有住。集落と集落をつなぐ橋として300年以上前からあるといわれている。地元の人に親しまれ昔ながらの嫁入りをこの橋で再現したこともあった。この日の作業、はじめは叉股の設置。そして叉股の上に板を乗せていく。松日橋が流されたのは2021年以来で3年ぶりの架替作業となった。設計図がないため、金野さんが完成形を思い浮かべながら作業を指揮する。作業開始から約2時間後、橋が完成した。