若者を中心に活動する動物愛護団体代表の愛葉さん。香川県が犬の殺処分数がワースト1位。野良犬が多くすぐに繁殖してしまうことが殺処分数が減らない理由の一つだという。団体では犬や猫を独自に保護し、診察やワクチン接種をしたうえで新たな飼い主を探す活動に力を入れてきた。愛葉さんが活動を始めたきっかけは幼い頃から共に育った愛犬を失ったこと。小学6年生の時に同世代の仲間たちと団体を設立し、保護者のサポートを受けながら活動を続けて8年、今では県内外に大人のボランティアも増え、約10人の学生メンバーが活動を行っている。主な活動資金は支援者からの寄付や募金、チャリティーグッズの売り上げ。愛葉さんが若者を中心とした活動を続ける背景には、不登校だった自身の経験に基づく特別な思いがある。メンバーの多くは精神的につらかった時期を身近なペットに支えてもらった経験から保護犬や猫の命を救うことで恩返ししたいと考えているという。