先週政府が発表した備蓄米21万トン放出。コメの売り渡し説明会が行われた。収穫量が増えた一方で収穫業者に集まったコメが減っていたいわゆる“消えた21万トン”。江藤拓農林水産大臣は「マネーゲーム、投機の対象になってしまうかもしれない」。政府が指摘するのは売り渋りが行われていること。夢田ファーム・海老澤代表は「外国の方の電話は多かった。相場より安く売る必要がなくなるので断りましたけどね」。取引には応じなかったが転売目的とみられる人物からの電話があったという。売り渋りが停滞の原因か。フランチャイズの焼き肉店を経営する人物が訪れ「50トンあれば助かる」と言われる。他の取引もあったため、30トンを売却。飲食店と農家が直接取引するルート、今回取引した飲食店からはある状況を感じたという。海老澤代表は「コメが足らないことがないように多めに確保したいと話されていた。焦っていた」。