旧優生保護法のもとで不妊手術を受けた人やその家族などからの相談に弁護士が無料で応じる電話相談会が宮城県内でも行われている。旧優生保護法のもとで障害などを理由に不妊手術を矯正された人たちが国に賠償を求めた裁判で、最高裁判所大法廷は今月3日に国に賠償を命じ、政府や国会では被害者への補償に向けた検討が始まっているが、被害者の中にはさまざまな事情で今も声をあげられない人たちが多くいるとみられている。こうした被害者の呼び起こしにつなげようと全国一斉に無料の電話相談会が行われており、県内でも仙台弁護士会の会員が対応にあたっている。法律に基づいて手術を受けた人やその家族から、どのような補償が受けられるかなどについて相談が寄せられた。相談は午後4時までで、電話番号は0570-0016まで。