ロコモティブシンドロームは「運動器」の働きが衰え、立つ・歩くなどの動きに異常をきたす状態。中高年に多く見られるが、子どもたちの間でも”子どもロコモ”が増加傾向にあるという。林理事長はスマートフォンなどの普及で全身を動かして遊ぶ機会が減少し、「基本的な体の使い方が身についていない」と指摘。チェックポイントは4つ。片足立ちで5秒以上ふらつかずに立っていられるか、後ろに転んだりせずにしゃがむことができるか、腕をまっすぐ上げられるか、前屈をして指が楽に床につくか。1つでも出来ないものがあれば”子どもロコモ”の疑いが。実際に子どもたちにやってもらった。片足立ちはフラフラしてしまう子も。しゃがみ込みでは下までしゃがめない子も。また、腕がまっすぐ上がっていない。そして前屈では手が全く届かない子もいた。埼玉県で行われた調査では一つでも出来ないものがあった子どもは4割を超えたという結果も。