全国学力テストと合わせて実施された生活習慣などに関する調査では、勉強時間の減少傾向が続いていることも浮き彫りになった。学校の授業以外の勉強時間を聞いたところ、平日では「30分未満」、もしくは「全くしない」という回答が、小学校で18%、中学校では17%と、年々増え続けている。SNSや動画を視聴する時間やゲームをする時間が1日当たり「3時間以上」、もしくは「4時間以上」という回答は、前回から横ばいか、少し増える傾向にあった。学校以外での勉強時間が少ない人や、ゲームをする時間が長い人ほど、学力テストの平均正答率が低い傾向にあった。ただ文部科学省は「勉強時間の減少傾向が学力の低下につながっているかどうかは、より詳しい分析が必要だ」としている。