小泉農林水産大臣はきのう、JAの全国組織の代表者と面会し、コメ生産者との契約のあり方を「見直す方向で認識が一致した」と述べた。現在JAは、コメ生産者に概算金と呼ばれる前払金を払ってコメを集め、後ほど相場の上げ下げに応じて返金などの清算をする仕組みが主流。小泉大臣は「この方法が生産者のやる気をそいでいる」と指摘。「基本は金額を確定させた買い取りにする方向でJA側と認識が一致した」と述べた。これに対し、面会後、JA全中の山野徹会長は「最終的には生産者が選択する」とした上で「買い取り方式も一つの選択肢だ」と述べた。