セブン銀行が顔認証の技術を使った、キャッシュカードが不要のATMのサービスが発表された。来春から顔認証と暗証番号の入力でお金の入出金ができるようになり、きょうから5割余のATMで顔認証を利用して口座開設や住所変更ができるサービスが開始される。登録の段階で他人がなりすますのは難しく、写真やお面をATMにかざしても認証されないという。全国のATM設置台数は2013年から20%減少している。24時間サービスの終了など多くの金融機関でATMをめぐる戦略が見直されている。一方で、セブン銀行のATM事業は昨年度の経常収益のうち6割余を占めている。そこで、ATMを高機能化することで新たな収益を確保しようとしているという。