ANAの現役客室乗務員たちによる会議が開かれ、加藤浩次らは関心を寄せた。コロナ禍では飛行機の便数が激減し、客室乗務員たちは講師となってオンライン講座を行うという新規事業を会社側に提案していた。語学やマナーの他、仕事で訪れたインドでヨガを習うなど様々な資格を取得し、トレンドにも精通している。また、緊急時のアナウンスなど、要点を分かりやすく伝えるテクニックは入社してから叩き込まれているという。昨年から対面での講座も開始し、老若男女幅広く参加している。加藤浩次は機内のモニターでオンライン講座を流すことを提案し、「『このチャンネル、私でてるんです』と乗客とコミュニケーションも生まれる」と語った。CA講座は副業として認められ、報酬も入る。伊藤隆行氏は他の企業に対して、ANAがスキルアップ講座などを行うビジネスプランを考えると、目下、実験段階だという。