開催まで4か月となった聴覚障害者の国際大会「東京デフリンピック」。今夜注目するのはテニスの代表に内定している菰方里菜、22歳。持ち味は粘り強さ。1月に行われた全豪オープンのデフ部門女子シングルスで2連覇を達成。公平性を保つため、試合では補聴器を外すというルールがある。生まれた時から聴覚障害がある菰方は、補聴器をつければ会話に支障はないが、子どものころは周囲の目を気にしていた。6歳でテニスを始め、同じ障害のある選手たちと出会うようになり前向きになれたという。初めて挑むデフリンピックでは金メダルをとり競技の存在を知らせたいという。菰方は「結果を残さないといけない」などと述べた。きょう、デフテニスシングルス日本一を決める大会の女子シングルスで大会2連覇。11月へ決意を新たにした。