大阪・八尾市と東大阪市は大阪でも屈指の町工場密集エリア。創業100年の鍋工房を切り盛りするのは3代目の姫野寿一さん。姫野さんが作り出す行平鍋は熱伝導率がよく、煮物が美味しくできると評判で、注文から数か月待ちの人気ぶり。加工前の鍋はツルツル、姫野さんは鍋をハンマーで400~500叩き続け鍋が完成。多い時1日3万回叩くという。姫野さんが作る行平鍋は1万4300円。一般的な行平鍋は700円。日本料理店の店主・橋本幹造は「上手に食材に火が入って、旨味がでる。甘さのでかたが全く変わる」などと話した。外国の人にも大人気。なかなか跡継ぎが見つからなかったが去年、20代の三村茉由さんと薬師寺千誉さんが弟子にしたいとやってきた。