八王子で牧場を営む磯沼正徳さんは、6000坪の土地を活かして、牛たちが放し飼いで暮らせる環境を作っている。牧場内は牛が自由に歩き回れるフリーバーンの牛舎を導入し、餌には野菜くずなどを混ぜた飼料を使って、食品ロス対策にも力を入れている。そんな磯沼さんの「しあわせのたね」は26歳の時に研修で行ったオーストラリア、酪農を楽しんでいると感じたことが現在運営する牧場を作るきっかけになったのだという。また酪農を身近に感じてもらうために、定期的にオープンファームを開催するという磯沼さん、食育などを学ぶ場所を作っている。磯沼さんは地域の人々が集まって楽しめる、そんな牧場を作り循環型農業をやっていきたいのだと語ってくれた。