マイナス30℃~プラス30℃まで温度管理可能なリーファーコンテナ。台湾・高雄港から東京港まで4日かけてやってきた。中身は台湾パイナップル。輸入量は2021年にそれまでの7~8倍に急激に増えた。主な輸出先は中国が占めていたが2020年に検疫上の理由で輸入を停止し日本への輸出を強化した。台湾パインは芯まで柔らかくて食べられて酸味が少なく甘みを感じる。フィリピン産は日本まで運ぶのに8日かかるが台湾は4日なので完熟したものが傷まずに運べる。台湾パインの7割はそのまま店に置かれ3割はカットフルーツとして加工される。1人でも食べ切れる手軽さからカットフルーツ市場は年々拡大。カットパインはスイカと並んでカットフルーツの2大人気となっている。東京・八王子のカットフルーツ工場では手作業でカットしていた。機械だと負荷がかかって果汁が出てしまう。30分で500個のパインをカット。現地ではパイナップルは料理に使われパイナップルとゴーヤのスープ、きくらげとパイナップルの炒めもの、パイナップルチャーハンなどが一般的。