一般道路での車の法定速度は住宅地や商業地にあって道幅も狭いいわゆる「生活道路」でも区間を指定して最高速度を設ける標識や標示がある場所をのぞき時速60キロまでの走行が可能になっている。3年前に最高速度の標識などがなかった千葉県八街市の道路で飲酒運転のトラックが児童5人を死傷させる事故が発生するなど歩行車や自転車の安全確保が課題になっていた。こうしたなか政府は今日、生活道路での法定速度を時速30キロまで引き下げることを盛り込んだ道路交通法の施行令の改正を閣議決定した。センターラインや中央分離帯のない道路で目安として道幅が5.5m未満の狭い道路などが対象となっていて現在、標識などがない生活道路の多くが含まれる見通し。新たな速度規制は再来年(2026年)9月から始まる予定。