衆院選で躍進した国民民主党が今日午後、都内で党大会を開催した。夏の参院選に向け引き続き「手取りを増やす」政策を最重要課題とした来年度の活動方針を採択された。国民民主党・古川代表代行は「立ち位置、姿勢、政策、これはこれからも変わることなくぶれることなく維持していかなければならない」。「103万円の壁」の引き上げをめぐっては、与党との協議が暗礁に乗り上げたまま、再開の見通しがたっていない。幹部からは「自公との3党協議は結果次第で失望されるかもしれない」との声も出ている。さらに「選択的夫婦別姓」反対の支持者も増える中、「金融所得課税の引き上げ」をめぐりSNSで反発の声が相次ぐなど、支持層に広がりにより従来の党の方針の軌道修正を迫られるケースもみられる。連合を中心とした従来の支持層から最近の国民民主党の「ぶれ」を指摘する声もある。